カーボンニュートラルニュース vol.90
(2026.07.23)
東京港で就航予定の燃料電池船の愛称募集締め切り迫る
2026年8月31日まで/元は大阪市内-関西・大阪万博会場の連絡ルートで運用
東京都は東京港で就航が予定されている、水素由来の電気を活用する船舶の愛称・名称を募集している。応募された愛称から都が有力候補を選出し、都民の投票により決定する。
本船は岩谷産業㈱が建造した旅客船「まほろば」で、2024年の進水後、大阪市内から大阪・関西万博会場までをつなぐ商業運航を実現した。万博終了後、都に無償提供されていた。イワタニに加えて関西電力㈱・東京海洋大学・㈱名村造船所の産学で開発。国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の事業採択も受けて、動力はトヨタ自動車製の燃料電池車(FCV)技術を基にした燃料電池由来の電気とリチウムイオン二次電池にプラグインで充電する電気も用いるハイブリッド方式。排出CO2が高い環境性能のほか、エンジン駆動特有の大きな振動・騒音や燃料の臭いが無い乗り心地を実現している。
この取り組みは、2030年までに温室効果ガス(GHG)排出量を50㌫削減(2000年比)する「カーボンハーフ」、2050年CO2排出実質ゼロを目指している都の環境エネルギー政策のひとつ。あわせて日本橋-豊洲-日の出間の道路渋滞緩和を航路拡充で補おうというもの。本船の東京港就航後は都とイワタニが連携して運航し、水素燃料や水素燃料電池船の有用性、東京港の可能性などをPRする役割を担う。また、環境学習イベントや国際イベントなどでも活用する予定としている。
運航開始はこの冬からの予定。運航ルートや乗船場所は調整中。船舶への水素の供給実務を担うイワタニの技術検証を基に目下検討中。愛称募集の締め切りは2026年8月31日(月)23:59で、募集は以下の都の専用URLから。
https://logoform.jp/form/tmgform/1611599