カーボンニュートラルニュース vol.61
(2025.11.28)
豊田合成が水素カートリッジを
搭載したコンセプトカーを公開
水素バイクに活用した事例も
11月9日(日)まで、東京ビッグサイトで開催された「ジャパンモビリティショー2025」で、豊田合成㈱は手で持ち運びできる「ポータブル水素カートリッジ」を搭載し、水素で駆動するFCVコンセプトカー「フレスビーハイ-コンセプト」を世界初公開した。
乗用車に常設された水素タンク内の水素を使い終わった際の予備エネルギーとして車体に3本の水素カートリッジを積み込んでいるのが特徴。水素タンク内の水素で、理論上、200㌔㍍以上の航続距離が想定されているが、それが空になったらカートリッジを取り換えることで、さらなる航続距離の延長にも貢献する。また、この水素カートリッジをバイクにも活用し、目的地に到着後、小移動を可能とする事例も公開された。
「ポータブル水素カートリッジ」は700気圧という高圧力に耐える耐圧性と軽量化を両立した製品で、同社とトヨタ自動車㈱が共同で開発。水素が漏れないように特殊な樹脂で内側をつくり、カーボンファイバーを何層にも巻きつけて補強しているところが特徴で、グリルやサウナ、非常用電源など暮らしのさまざまな場面での利用を想定し、現在、実証実験がすすめられているところ。今回は、この暮らし用カートリッジが、将来、さまざまなモビリティにも活用されていく事例を紹介することで、来る水素社会への貢献をアピールしている。
「『ポータブル水素カートリッジ』はまだ市場投入されたわけではないが、将来的に自由に使えるようになったときにどのような使い方ができるか、ひとつのモデルとして今回の『フレスビーハイ-コンセプト』を発表した。夢の実現に向けて今後とも努めていきたい」(豊田合成㈱総務部広報室)としている。