カーボンニュートラルニュース vol.40
(2025.07.21)
山形県が水素エネルギー利活用
実証研究に上限1000万円の支援補助金
県水素ビジョンの普及と
関連産業振興にはずみを

山形県はカーボンニュートラル実現の一翼を担うと期待される水素エネルギーの利活用を推進するため、県内で実施される水素関連技術による実証研究事業に対し補助金を出すことを決め、7月16日から事業者の公募をはじめた。対象は国内に拠点があり、県が定めた公募要項を満たした事業者。水素関連事業のうち、市場性の高い技術の事業化と実用化に向けた実証研究事業を行う事業に対し、1000万円を上限に事業の3分の2以内を補助する。希望者は8月8日までに申請書を提出。8月下旬以降に採択事業者1事業者と補助金交付が決まる。申請書などは、インターネットで「山形県水素エネルギー利活用実証研究支援事業費補助金」と検索すると入手できる。問い合わせは、〒990-8570 山形市松波2丁目8の1 山形県環境エネルギー部環境企画課カーボンニュートラル・GX戦略室(電話:023-630-2335)。髙橋徹・同室長補佐は「山形県は令和5年度に県水素ビジョンを策定し、その普及と関連産業の振興に努めている。多くの事業者に応募してほしい」と話している。